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SLAとは何か

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  SLA導入の流れ

SLA導入のステップ

 SLAは,情報システムの政府調達においても,導入が推進されています。

 2004年4月,経済産業省にて,「情報システムに係る政府調達へのSLA導入ガイドライン」が公表されました。このガイドラインに示されるSLA導入ステップを紹介します。


SLAの検討・作成
前提条件の整理  ITサービスの品質に著しく影響を及ぼす利用者側条件(業務要件等)の確認

委託業務の範囲
の定義
 対象となる業務の構造分析に基づく提供サービスの設定

役割と責任の分担
の定義
 ITサービスの業務における委託者と提供者との責任分担

提供者の免責範囲
の明確化
 サービスレベルの未達成を提供者に帰責しない範囲の設定

サービスレベル
の定義
 具体的なレベル設定,ならびに測定方法(計算式,数値収集方法等)の検討

結果対応の定義  サービスレベル未達成時の対応手順およびフォロー方法の検討

運営ルールの設定  年度/月次の報告ルール,SLAを適切に維持するための会議体運営ルールの設定


SLAの提示・締結  仕様書等への必要事項の記載

SLAに基づく管理  委託者・提供者等をメンバーとした会議体の設置,定期的な報告に基づく運用


どうやってサービスレベルを定義するか

 ここでは,一例として,既存業務システムからSLAを構築する際の,スタンダードな概略プロセスを紹介します。

現行業務の可視化  現行の業務システムの運用・保守の「実施方法」が外部から見えにくいため,業務の内容が分かるレベルまで可視化します。

サービスメニューの設定  可視化した「実施方法」を外部から認知できるように整理します。メニューは「お品書き」や製品の「カタログ」,「パンフレット」として機能します。

評価項目の選定  サービスメニューで規定されたサービスの品質が,期待値通りに提供されたか否かを判別するために必要となる,サービスの評価項目を選定します。

評価項目のレベル設定  選定されたサービスの評価項目に値(規定値・目標値)を設定します。


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No.07 定量的なデータを基にしたプロジェクトの可視化|06 SLAとは何か
05 Webの有効活用方法をどう構築するか04 SEOは必要なのか
03 トップページの重要性02 大規模システムとプロマネ
01 マーケティングとは


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