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SLAとは何か |
(1/3) 次ページへ ITアウトソーシングとSLA注目されるアウトソーシング
景気低迷といわれるなか,経営をとりまく環境はおおきく変化しました。企業には継続的な改革が求められ,さらなるコスト削減,投資対効果のより厳密な評価等,限られた経営資源をより効率よく利用していかなければなりません。 このため,自社にとって重要なコア業務を見極め,内部の経営資源を集中し,それ以外の業務は外部に委託する,アウトソーシングという選択肢が注目されているのです。 どういう条件でアウトソーシングするか・・・SLAの必要性 委託する企業(委託者)と受託する企業(提供者)の利害は対立する関係にあります。したがって,後日のトラブルを未然に防止するためにも,アウトソーシングするにあたっては,対象とする業務の範囲,内容,水準(レベル)という条件を明確にし,お互いに合意しなければなりません。 ここで必要になるのがSLA(サービスレベル・アグリーメント:Service Level Agreement)なのです。 何がSLAに必要か・・・定量的に定義され測定できること 委託企業(委託者),受託企業(提供者)が合意するためには,SLAはどのような内容でなければならないのでしょうか。itSMF ※ から発行される「ITサービスマネジメント用語集」ではSLAを次のように説明しています。 『 正式な協定文書。顧客に提供されるサービスを定量的に定義する。定量的な定義により,容認可能なサービスのしきい値,サプライヤが目指すべき目標,あるいはそれを上回るように努める期待値などを制定し,混乱を回避しなければならない。サービスは定量的に定義され,測定できることが必要なのです。なぜなら,定量的に定義されていなければ,それを測定することができず,測定できなければ,その量が適切であるか判断できず,適切な量でなければ,これらを管理することはできないからです。
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